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筆跡でわかる深層心理って何?

筆跡でわかる深層心理

筆跡からその人の行動パターンがわかるというお話をしましたが、行動の裏には、必ず何かしらの心の動きがありますよね。今回は、この「心」の部分に注目してみましょう。

「心の奥」とか「心の底」とかの言葉があるように、心には、表面の見えやすい部分と、深いところにあって見えにくい部分があるというのは、誰もが感じていることでしょう。

心理学の世界でも、心のしくみを説明するのに、よくピラミッド型の図形を使います。

ピラミッドの上のほうの部分が、自分でわかっている自分の心理。「意識」ともいいます。

ピラミッドの下のほうは、自分ではわからない自分の心理=深層心理であり、「無意識」に含まれる部分になります。

たとえば、あなたがAさんに電話をしようと思ってAさんに電話をする、これは、自分ではっきり意識してやっていることです。

でも、あなたがAさんに電話をしようとして、なぜか指はBさんのアドレスを呼び出して発信ボタンを押していた。。。というケースはどうでしょうか?

表面的には、Aさんに電話をしようと思っているのに、違う行動をとってしまうような場合、あなたは無意識にあやつられていた、と考えられます。

本当は、あなたはそのとき、AさんよりもBさんと話したかったのかもしれないし、何かの理由でBさんのことが心にひっかかっていて、アドレスのBさんの名前に指が反応してしまったのかもしれない。あるいは、もっと別の理由があるのかもしれない。

このように、その無意識な状態で、どんな心理がはたらいていたのかを分析する学問を、深層心理学といいます。筆跡心理学も、実はこの深層心理学の仲間なのです。

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