健康は開運の基本中の基本。開運についてどうのこうの言わせていただいている私も、もちろん健康には並々ならぬ関心を抱き、情報をチェックしています。
先週の「NHKスペシャル」では長寿遺伝子の特集がありましたね。
長寿遺伝子は特別なものではなく、人間にもともと備わっているもの。それがきちんと機能すれば、100種類もあると言われる老化の要因をおさえ、老化を遅らせたり寿命を伸ばすことができると言われています。
しかし、注意すべきは、あくまでも「きちんと機能すれば」の話だということです。それにはしかるべき条件があり、それを満たしていない場合は、長寿遺伝子は怠けて働かないらしいのです。
では、その条件とは?
簡単に言えば、心身を健康に保つようなライフスタイルを身につけることです。
老化を促進する食べ過ぎ飲み過ぎ、運動不足、もう年だからと思い込む……といったことの反対を行けばいいわけですね。
と、言葉で書くのは簡単ですが、では実際にどんな食べ方をすればいいのか、どの程度の運動をすればいいのか、どんな心のありかたが大事なのか。こういったことは、やはり専門家のお話を参考にするのが一番確実でしょう。
そこでご紹介したいのが、この長寿遺伝子をオンにする生きかた(文春新書)という本。
タイトルの通り、長寿遺伝子を発現させるライフスタイルについて、アンチエイジングの専門医の立場からとてもわかりやすく書かれています。
また、この本のユニークな点は、血管の老化が進んでいる人、脳の老化が早い人など、タイプごとに効果的なアンチエイジングの方法を語っていることです。
老化というのは各器官が足並みをそろえて進むわけではなく、必ずばらつきがあり、どこから老化が進むかは人によって違うからなのです。
最近は長寿遺伝子を活性化するレスベラトロールという成分を含んだサプリメントも評判ですね。でも、サプリメントはあくまでも補助的なもの。まっとうな食事、健康的なライフスタイルがあってこそ効果を発揮するでしょう。
ちなみに私も編集協力ということで、この本に関わっています。
これまでにも相当な数のアンチエイジング関係の本に関わってきましたが、それによって自分自身や家族が受けた恩恵ははかりしれません。
とくに、母の血圧を安定させ、糖尿病を水際で防ぐことができたのは、本書の知識によるところが大きいと思っています。
読んだ方からはかなりの好評をいただいているこの本、NHKスペシャル放映以後はふたたび売れ行きが加速しているようです。自信を持っておすすめできる1冊です。
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