筆跡がらみで面白いサイトをみつけました→筆跡当てクイズ(国際子ども図書館)
坂本龍馬が、5種類の筆跡の中から「わしの字を当ててみいや」と言っています。
当ててみせましょう。みなさんもレッツトライ。
はい、当たりました♪
実は、坂本龍馬の筆跡は、以前少しだけ見たことがあります。師匠のご実家が龍馬とゆかりが深いため、龍馬の直筆が保存されているのです。
な~んだとおっしゃらず、続きを聞いてください。
このクイズで使われている龍馬の筆跡は、その時私が見たものとは、書体が違うのです。
見覚えがあるものとは違うけれど、一番「龍馬らしい」と感じて選んだのが、正解の筆跡でした。
そのあとで「録画して見ていないNHKの番組で、龍馬の手紙云々というのがあったはず」と思い出して、見てみました。5月に放映された『歴史秘話ヒストリア』です。
そうしたら、そこにちゃんと答えがありました。
龍馬の手紙は、身内(主にお姉さん)宛のものはラフな草書、目上の人宛のものは楷書に近いもの、同輩宛のものはその中間というふうに、同じ文字でも全然書き方が違っているのです。
つまり、龍馬は、相手によっていろいろな書体を使い分けていたのです。面白いですね。
なるほど、クイズに使われている文書は公文書に近いものだからこうなったのね~と納得。
書体は違っても、同じ人が書いた文字には、共通した「その人らしさ」が必ず表れています。今回はアバウトに見ただけですが、「線」からそれを感じ取ることができました。
みなさんは龍馬の筆跡、わかりましたか?
参考過去記事:筆跡の変化でわかること
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