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わかりすぎても困るのね

わかりすぎても困る

あなたの目の前に謎の妖精が現れて、こう言ったとします。
「人の心が全部わかる能力を授けてあげましょう」

受け入れますか?断りますか?

もしそんな能力がもらえたら、危機管理は完璧にできそう。利得もありそう。でも、100%の確率で「人の心なんてわかりたくない」と思う時が来るでしょうね。

漫画『高台家の人々』には、生まれながらのエスパーの苦悩が描かれています。

この漫画がすごいのは、そこを描きつつ、吹きだすほど笑えて泣ける、温かいストーリーに仕上げていることです。
全編にあふれる作者の奇妙なイマジネーションと、キャラクター愛が素晴らしい。
5巻まで読んで、だーーい好きになってしまいました。(映画は見ません。申し訳ないけどミスキャスト。)

面白い漫画を探している方には自信をもっておすすめします!

小説でエスパーものといえば、やはり筒井康隆の七瀬シリーズですね。

あちらのほうは、主人公火田七瀬が
人間の醜い部分をこれでもか!と見せられ(家族八景)
「神様」に見込まれてエライ目にあわされ(エディプスの恋人)
ついには命まで狙われます(七瀬ふたたび)。

圧倒的な筆力でぐいぐい読まされますが、読後感は暗いです。。。

高台家の人々

いずれにしても、人の心がわかりすぎるのは苦しいし、わからなすぎても生きづらくなってしまいますね。

<エスパーまでいかないけれど、人並み以上にはわかる。だから空気は読めるけど、必要ならばあえて空気を読まずに行動するという選択もできる。>

個人的には、そのあたりをめざしたいと思っています。

「ふつうの人の範囲内で、人の心をより深く知る手だてがほしい」。そんなあなたにもお役に立てる講座です。

ご一緒できるのを楽しみにしています(^-^)

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