●テーマは「繊活」
食物繊維と腸内環境に着目した「食べるダイエット」を学べるイベントに、メディア関係者として参加してまいりました。 主催は㈳大人のダイエット研究所です。
メインプログラムはお二人の専門家によるトークショー。
管理栄養士で同研究所 代表理事の岸村康代さんと、テレビでもおなじみの池谷医院院長・池谷敏郎氏の対談でした。
食物繊維をとることで得られる主な効果は、次のとおり。
・腸内で善玉菌を増やす働きをして腸内環境を整える
・食後血糖値の上昇を抑える
・脂質の排泄を助ける
それ以外にもこんなすごい効果があるそうです。
・体内の脂質だけでなく塩分もからめとって一緒に出してくれる
・交感神経が働いて代謝が高まり、やせやすい体になる
・(水溶性)食物繊維が腸内細菌に食べられるときの副産物が、腸の細胞のエネルギー源になったり、一部は血管に入って菌の毒素の害などを防いでくれる
腸の中で食物繊維が大活躍して私たちの健康を守ってくれることが、よーーくわかりました。
ダイエットのみならず体質改善や生活習慣病予防にも効果があるということは、国家的課題である医療費削減にもつながるということ。もっともっと多くの人たちが、食物繊維の大切さを知るべきだと思いました。
●日常の中でどう実践する?
実際に、何をどうやって食べると正しい「繊活」ができるのか、ということも教えていただきました。
現在のお姿からは想像できませんが、お二人とも「ぽっちゃり」な時代があり、ダイエットとリバウンドの経験者でもあるだけに、内容はきわめて具体的、実践的です。
糖質を単体でとり過ぎるのはNGとか、野菜と一緒の場合もまず野菜から食べる「ベジファースト」が大事とかは、いまや常識ですね。
ほかにも、たとえばこんなことを教えていただきましたよ。
・夕方お腹が空いたときは甘栗や蒸し大豆がおすすめ
・ラーメンは麺を半分にして野菜中心の具沢山に
・飲み会などの翌日の朝食は、ジュースとヨーグルト程度にする
・ヨーグルトは単体よりも乾物(棒寒天など)を加えて食べるとなおよい
●翌朝、体重計に乗ってびっくり
トークショーの後は試食タイム。
繊活レシピでつくられた大人のダイエットのためのお料理が、デザートも入れてなんと8品。素材使いも味つけも独創的で美味でした。
私がとくに好きだったのは「サツマイモレモン煮コロッケ」、お肉なしで仕上げた「じゃーじゃー麺」、「乾燥オカラ入り鶏軟骨ポルペッティ、茸クリームソース」です。
岸村さんの著書、蒸し大豆やおからパウダーなど、お土産もたくさんいただいて、ありがたく楽しい気分で夕刻に帰宅。
夜になっても全然お腹が空きません。食物繊維たっぷりの食事がいかに腹持ちのいいものか、身をもって知りました。結局、それから寝るまでに食べたのはバナナ1本だけ。
翌朝起きて体重計に乗ると、体重も体脂肪もストンと落ちていました。
う~ん、すごいぞ繊活。これから毎日意識して生活します!
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