ローフットフードってご存知ですか?
㈳スマート・ウィメンズ・コミュニティさんが提唱する、地球にやさしい食材や調理を指す造語なのですが、簡単に書いてしまうと、
食材を選ぶときは、より環境への負荷が少ないものを。調理するときは、熱量をなるべく使わないシンプルな調理法で。というものです。
ローフットのローはLOW=「低い」、ではフットは?
「ライフサイクルにおける水消費量(ウォーターフットプリント)とCO₂排出量(カーボンフットプリント)」からとっています。
たとえばお肉なら、牛肉100gが私たちの食卓に乗るまでに消費される水の量は550ℓ。鶏肉100gだと23ℓ。CO₂排出量はそれぞれ921gと123gです。
「ビーフカレー(3人前)をチキンカレーにするだけで、自動車走行15㎞分のCO₂排出量が抑えられるんです」と、代表理事の東みちよさん。
そんなふうに語ってくださると、すごくイメージしやすいですよね。
知っていると知らないとでは、食行動が変わってきそうです。
続ける秘訣は「無理なくバランスよく」
5月26日に横浜で開かれた「地球ダイエット~ローフットフード講座」というイベントは、そういうお話から始まりました。
「食」を通じて地球のことや地域のことを考える、それだけ聞くと、もしかして堅苦しさを感じてしまう人もいるかもしれません。
でも、参加してみての感想は、「まあ柔軟!」
ガチガチに考えないで、無理なくできるところからやりましょうという姿勢にいたく共感しました。
ゲストスピーカーの横田美宝子さん(3p.m.さんじ 代表取締役、フードデザイナー。写真右)のスタンスも同じ。これはよくてこれはダメとか、こうでなければならないとか、一切ありません。
後半は、横田さんに季節の薬膳についてわかりやすく教えていただきましたが、自然の恵みや人としてのあり方にも思いが広がる、素敵なお話でした。
印象に残ったフレーズを書きとめます。
「薬膳は難しくないんです。旬をいただくのが食養生」
「足と手と心を使って歩き回ると、『地元の旬】に出会えます。それが心と体をどれほど豊かにしてくれるか感じてほしい」
「(体が整って)余力ができると、大地のことなども意識できるようになったりします」
「バランスよく色とりどりに食材を使うことで、テクニックでない、かけがえのない栄養素になる」
「日陰と日向、どちらも大切」
「ごはんは人と場と素材で美味しくなります」
試食タイムもありました。
東さんのところで扱っている横浜産の玄米(よこはま玄米)と、横田さんのレシピによる「プチトマトの和風マリネ」です。
ターメリックの香る玄米はモチモチの食感が心地よく、マリネはトマトとおだしのうまみが溶け合った新鮮なおいしさ。
帰りには、インスタントの玄米ごはん3種類と、無農薬のそらまめを買い求めました。
玄米ごはんはこちらのHPのほか、アマゾンでも買えます。「たねまるしぇ」で検索すると出てきます。
昨年、環境社会検定(eco検定)なども取り、いろいろ思うところもあった私。
おいしくて体によくて、資源やエネルギーの無駄を省いたサスティナブル(持続可能な)ごはん、意識していこうと思います。
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