春節の行事が続く中華街へ、再び足を運びました。
今日は、午後に行われた祝舞遊行(しゅくまいゆうこう)というパレードを見物。
たくさんの人でにぎわう中、銅鑼や太鼓のリズムに乗って練り歩く、楽しい中国の獅子舞を堪能してきました。
獅子舞は、首をふったりまばたきしたり、とても表情が豊か。
獅子舞の中の人が2人いるのが見えましたが、上の人が立ち上がると3メートル以上の高さになり、迫力満点です。
中国の獅子舞の起源については、次の二通りの民間伝承があるようです。
☆清の乾隆帝が、夢の中で、五色の体を持った不思議な生き物が踊る姿を見た。そこで帝はそれとそっくりの聖獣を工芸匠に作らせて、式典で祝いの舞を踊らせた。また軍隊の武術訓練にも取り入れたので、軍の遠征とともに各地に伝わった。
☆広東省のある村では、毎年大晦日に「年(ニェン)」という七色の体の怪物が現れ、田畑の農作物を食べてしまった。困った村人たちは、竹と紙と布でニェンとそっくりの着ぐるみを作り、ニェンが現れると、銅鑼や太鼓を鳴らしながら踊ってこれを追い払った。
これが大晦日の豊作祈願と新年を寿ぐ舞として、よその村にも伝わっていった。
どちらの言い伝えも面白いですね。2番目のほうは、邪気を祓うとか新年を無事に迎えるといった意味合いが強調されていて、今の趣旨とほとんど同じですね。
邪気を祓うといえば、獅子舞とセットになっている銅鑼や太鼓、爆竹などの音にもそういう作用があります。爆竹には、神道の柏手と同じく、魔除けとともに神様に敬意を表す意味もあります。
お腹(第三チャクラ)に響くあの音に包まれていると、本当に体の中から邪気が抜けて、パワーがみなぎってくるようです。古くから行われている行事には、やはり先人の知恵が生きていますね。
節目節目のデトックスと充電、大切にしていきたいと思いました。
(たとえば体調が少し崩れたり、精神的にきついことが起きるのも、デトックス効果のひとつ。まさにそういう経験をしているという人は、開運の兆しと思って前向きに乗り切りましょうね。
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