ある友人から、恋愛の悩みについて相談されました。プライベートでこんなに現役感あふれる相談を受けるのは久しぶりです(^_^)
なんてニッコリしている場合ではなく、当人にとっては激ヤセするほど大きな悩み。
でも、ひととおり話を聞いて私が思ったことは、ただひとつ。
「その人は違うよ」です。
細かい事情はさておき、相手の彼は法律上、既婚者です。そしてその行動から見て、状況を変える気がないのは明らか。彼女に対する態度も非常にあいまいで、「それってつきあっているの?」と疑問がわくようなものです。
一方、彼女が本当に望んでいるのは、結婚を前提とした普通のおつきあい。
ならば、最初からそういう人を選ぶこと自体ヘンなのです。悩むに決まっています。「結婚できなくても一緒にいられれば」なんて、ウッカリ相手に言ってはいけないのです。
彼女がしていることは、たとえるなら、八百屋さんへ行ってお刺身を買おうとしているようなものです。
「何かきっかけがあればお魚を売ってくれるかもしれないわ!」とか、「いつかこの人は漁師に転職してくれるかもしれないわ!」なんて期待は、99.9%裏切られるでしょう。
お刺身が欲しかったら魚屋さんへ行くべきなのです。
そうでなければ、予定していた献立を変えて、八百屋さんで買えるものだけでごはんを作るしかありません。
どちらにしろ、決めるのは彼女自身です。
訳ありの恋愛をしている人の多くは「好きだから……」と口にしますが、それは相手の人間性も抱えた事情もすべて飲み込んだ上で、どこまでも貫いていけるくらいの「好き」なのでしょうか?
覚悟のない「好きだから」は、必ず「こんなはずじゃなかった」に変わります。
精神的なものにせよ、見返りがほしいなら、その気持ちに正直になったほうがいい。そして、ちゃんと自分の気持ちに応えてくれる相手を選ぶべきです。必ずそういう人はいるのですから。
……といったようなことを彼女に伝えました。
わかりやすい状況とわかりやすい相手ですから、占うまでもないのです。
彼女にとっては、きつい言葉だらけだったかもしれません。
でも、ここで一番必要なのは、自分の本心と客観的な事実をしっかりと見ることでした。
その後の彼女は、言ったことをちゃんと受けとめてくれて、行動が変わりました。それに対する相手の反応も、想定内のものでした。まだ心がぐらつくこともあるようですが、自分の本当の望みを忘れないかぎり、心配ないでしょう。
悩み事がある時に、それまで目をそむけていたこと、認めたくなかったことを認めるだけで、ぱっと視界がひらけてくるケースというのは、本当に多いと思います。
「答えは自分の中にある」というのは使い古された言葉ですが、真実です。占いも、それを引き出すためのツールのひとつにすぎません。
混乱した心の糸をほぐすために、人に話すのはいいと思います。ただし、話す相手によってはあまりいい効果を生まないこともあるので、誰でもいいわけではありません。そんな話もまた別の機会に書いてみます。
コメント
コメント一覧 (4件)
不倫が100%ダメだとは言いませんが・・・そういった割り切りの方もいらっしゃいます。
普通であればその方にとっては必然的にマイナスです。
今回は何か訳ありのお付き合いだっのでしょうか・・・。
でも、最後は必ず誰かがキズを負います。
相手の奥さんか、または自分が。
好きになった人がたまたま既婚者で、黙っている人も多いと思います。
知ってて付き合う方もいるでしょう。
今回は秋月さの押しがよかったのですね。
結局は本人しだいですが、誰かが押してあげるべきです。
恋は盲目です。
経験からそう感じさせられ、また今回の記事で一回り大人になれた気がします。
infinity
infinityさん、こんばんは^^
そうですね、今回は不倫がどうこうというよりも、「ミスマッチ」というところに焦点を当てました。
お互いに求めるものが違っていたことが彼女の苦悩の原因なので。。。
断定的に言ったのも、その友人の性格や価値観を知っているから、そして本人が聞く耳を持っていてくれるからです。
割りきってそういうことをなさりたい方に対しては、そういう方同士でなさったらいいのでは?と思うだけです(笑)
はっきり、言ってあげて、良かったです・・
自分で空回りしている時って、周りが見えなくなりますよね・・
そんな時、占ってもらうって、逃げ口なのではないかな??
占いでなく、はっきり言ってあげてくれる人だったら、
占いの相談もできる、信用できる人って、
思ってしまいました。(*^_^*)
くろこ姫さん、こんばんは^^ありがとうございます。
耳に心地よい言葉を求めて、占いに走る方もいらっしゃいますね。
気持ちはよくわかりますが、やっぱり逃げになってしまいますね。
占い以前に、常識や知恵で判断できることってたくさんありますし、
本当に相手の身になったら「これは言わなければ」ということがあります。
そういうバランス感覚を忘れずに、精進していきたいです^^