サイトにも書いていることですが、私は筆跡診断も占いも、その方の無意識、あるいは潜在意識にアクセスするツールと位置づけています。
そういう意図のもとに扱うことで、より的確な情報をお伝えできるからです。
筆跡診断とタロットの大きな違いは、筆跡診断のほうは、ご本人の筆跡という目に見えるものが材料で、筆跡心理学という学問的背景があるので、求められれば理屈で説明できるということ。
ただし、そこには当然、経験や直感的なものも加わっています。そのあたりはお医者さんの診断と一緒です。
一方、タロットは目に見えない偶然性が働くものなので、出たカードの意味をお伝えする事はできますが、なぜこのカードが出たかを理屈で説明することはできないのです。
あえて言うなら、クライアントの方と私の間にある種の共鳴現象が起き、私の手を通じてその方に必要な情報がもたらされるという感じです。
しばしば起きるのが、限られた時間の中で、特定のカードばかりくりかえし出てくるという現象。
内容は多かれ少なかれ、ご本人もわかっていることだったりします。けれど、目をそむけていたい気持ちもある。
それを見透かすかのように、夢と同様、イメージやシンボルを使ってカードがメッセージを送ってくる様子は、まるでカードに人格があるかのよう。
「あなたは認めたくないかもだけど、あなたには人の上に立てる力があるよ」
「このままだと相手が変わっても、同じことを繰り返しちゃうねぇ」
「だーかーらー、焦っちゃダメなんだってば」
(タロットからの呼びかけを意訳してみました(笑))
その時私は空っぽで、ただ手が動くままにカードを引き、口が動くままに言葉をしゃべります。ただの仲介役です。でも実は、カードも仲介役にすぎません。
大元の情報はどこにあるかというと、その方の潜在意識にあります。(その潜在意識は、根底ではすべての人間、すべての存在のそれがつながり合っているといわれています。)
本当は、どんな人にも潜在意識の声を聞く能力はあるのですが、その声はけっして大きな声ではありません。
疲れていたり、感情が波立っていたり、大きな迷いがあったりして心の中に雑音が多ければ、たやすくかき消されてしまうのです。
そんな時には、筆跡診断や占い(運命鑑定)を試してみるのも悪くはありません。その結果ふっと肩の力が抜けて心の平和が戻ってくれば、潜在意識ともっと仲良くできるようになります。
筆跡診断も占いもそれぞれ得意な分野があるので、それをふまえて依頼していただくのがベストです。
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