誰かの夢を見るのは、自分がその人を想っているだけでなく、相手が自分を想っているから。
平安時代あたりには、そんなふうに夢を解釈していた。。。と習った覚えがあります。
ちなみに、現代の夢占いの中にも「相手が連絡を取りたがっている」という解釈が出てきます。
夢を題材にした和歌はたくさん残っていますが、中でも、小野小町の詠んだものには夢の歌が多いようです。
「うたた寝に恋しき人を見てしより 夢てふものは頼みそめてき」
「かぎりなき思ひのままに夜も来む 夢路をさへに人はとがめじ」等々。
そんな話をしておいて、いきなりムードを壊すようですが、夢には単なる記憶の再現、再編成みたいなものも少なくないですよね。
私も昔は、スマスマを見るとその晩の夢にSMAPが出てくる。。。ということが、何度となくありました(笑)
ということで、誰かの夢を見ても、やたらと意味づけはしないのですが、個人的には気をつけていることがあります。
それはご無沙汰している友人の夢を見た時です。そういう時は、相手から連絡が来ることもありますが、できるだけ自分からも連絡をとっています。
それには理由があるのです。
4年ほど前のことですが、ずっと会っていない、とても好きな友人の夢を見ました。夢の内容自体は他愛のないものでした。(連絡してみようかな)と思ったのですが、昔からパワフルな人なので元気なのは間違いないし。。。という思い込みから、ついそのままにしてしまいました。
その友人が亡くなってしまったという知らせを受けたのは、それから3カ月後のことでした。
あの時、電話1本かけていれば、入院中だと知ることができたのです。
今でも深い悔いが残っている出来事です。
そのことがあってからは、ひょっこり夢に出てくる友人のことは、とても気にするようになりました。
昨夜は母の夢を見ました。普段ならそう気にしないのですが、夢の中で泣いていたのが気になって電話をしてみました。少々寂しい思いもあったようですが、元気でした。
面白いことに、母のほうでも、2日ほど前に子供に返った私が泣いている夢を見たと言います。
母と私は昔、同じ日にまったく同じ夢を見たこともあり、今回も軽いシンクロニシティが起きたようです。
コメント
コメント一覧 (3件)
初めまして
非常に興味深い話しですね。
僕は別れた彼女の夢を時々みます。
今でも、彼女がすごく好きなので夢を見てるのだと認識してます。
向こうも連絡取りたがってる暗示だとしたら、
いいなとか、ちょっと思いました(笑)
はじめまして。コメントありがとうございます。
今でもすごく好きな彼女の夢を見る。。。^^
好きな人は一番気になる人ですから、やっぱり出てきますよね。
でも人の思いは深いところでつながっていますから、
彼女もhiroさんのことを思う時間がきっとあるのでは?
占い的にみると、夢の内容も関係してきますね。
あれこれ考えるよりも、夢で会えることそのものを
楽しむのも素敵、という気がしますが。。。
よろしかったら、また遊びにいらしてくださいね。
夢で逢う事を楽しむ…
そういう発想は全く無かったです。
すごく前向きな考え方でいいですね!
ありがとうございます!