筆跡診断では、一つひとつの文字の状態を細かく分析しますが、見ているのはそこだけではありません。
文字と文字の位置関係、空間の使い方、行の状態なども見ていきます。
ある程度の文字量が必要になりますが、行の状態でわかることもたくさんあるのです。
そのひとつが、それを書いた人の「ポジティブ」度です。
ではどうやってわかるのでしょうか?
これは、縦書きで宛名や文章を書いた時に、紙の底辺に対して、行が左右に向かってズレているかどうかを見るとわかります。
縦書きで文字を書いていく場合、進行方向は左です。時間という視点でとらえると、左が未来、右が過去です。
文字を書く紙面を空間としてとらえると、左下の方向にはまだ手つかずの空白、すなわち未来が広がっています。右側には、過去に書いた文字で埋まった狭いスペースしかありません。
そして人の体は、その時意識が向いている方へ自然と動いていくもの。
つまり、行が左にズレていく人は未来志向で前向き・楽天的な傾向があるのです。ポジティブ度は高いといえます。
逆に右にズレている人は、過去のことを意識してクヨクヨしやすく、先のことに関しても、ネガティブにとらえがち。実際、悩んで気弱になっている方から届くハガキは、ほとんどの場合右にズレています。
(ここで言っている右・左は、あくまでも縦書きの場合です。横書きの行の状態を見る際も、紙を半回転させて、縦書きに見立てて診断しています。)
ほぼまっすぐ垂直に書けている人は、ニュートラルな心理状態で集中力がある人といえます。
ただ、これは必ずしも固定的な性格を表すとは言えません。同じ人でもその時の心理状態で変わることはよくあります。何か不安や心配があったり、体調がよくない時なども右にズレやすくなりますし、それが解消されれば、垂直型や左ズレ型に変わったりします。
それに、常にポジティブでさえあればいい。。。というものではないですよね。一歩間違えば、何でも都合のいいように考えて選択を間違えたり、面倒なことから逃げてしまう人になるおそれも。
開運したいなら、一番のおすすめは垂直型です。「今」に集中して力を発揮できるようになります。
これを読んで「私、行がズレてる」と気づいた方は、まっすぐ書く練習をしてみては?
コメント
コメント一覧 (2件)
なるほど・・・って思いました。
まっすぐ書くように練習してみます。
くまくま♪
くまくまさん、こんばんは^^
いつもありがとうございます!
はい、ぜひ練習してみてくださいね。
心理状態を変えるのに、形から入るのは
とても役立ちますから(^_^)
これからもどうぞよろしくお願いします♪