自分を愛する心とは、過去の傷をもたらした人びとを
許せるほどに自分を大切にすることなのだ。
自分の傷は、それをもたらした人を傷つけはせず、
自分自身を傷つけるだけだからである。
(キャロライン・メイス「7つのチャクラ」)
情けは人のためならずと言いますが、許しも人のためならず、なのでしょう。
いろいろなケースがあるので、言葉足らずになることを承知で書きますが(客観的に見ると何も起きていないのに、こちらが思い込みで勝手に傷ついてしまった。。。というようなケースは、もちろん除きます。)
一般に、他人を言葉や行動でに傷つける人というのは、自分自身の中に弱さを抱えているものです。表現方法はともかく、そうせずにいられないほど弱い人だったのです。あるいは、未熟ゆえ、無知ゆえに、自分のしていることがわかっていない場合もあるでしょう。
そう考えると、燃え上がっていた怒りの感情も、少しは収まってくるように感じませんか。
相手のために怒りを鎮めるのではありません。自分のためです。怒りは大きなストレスとなって心も体も損ないます。怒りという破壊的な感情から自分を守ってやることはとても大切です。
また、自分も自分に「可哀想な被害者」というレッテルを貼り続けないこと。今はそれしかできなくても、少しずつでいいので、そこから脱出していくことです。
なぜなら、被害者のままでいたら、ずっと相手に支配されているのと同じだからです。相手を思い浮かべるたびに感情を乱され、無力感にさいなまれ、そんな自分にも怒りがわいてくる……。そんな状態が延々と続くのです。
でも、自分の感情を律し、自分に立ち上がる力があることを思い出すことができれば、私たちの心は解放されて、ふたたび自由を取り戻せます。
そして、相手を理性的に、フラットな視線で見ることができるようになったら、その時こそ大きな癒しが起こるでしょう。自由で生き生きとした、本来の自分が戻ってくるでしょう。
傷が深い人ほど、「そんなのはきれいごとだ」と思うかもしれません。でも、人に対して怒りや憎しみを抱き続けることは、どこまで行っても幸せにつながることはないと思うのです。
難しいことではありますが、「怒りを和らげ、その先の解放された状態へ進むこと」には、トライする価値があるのではないでしょうか。
このことを「傷をもたらした人びとを許せるほどに自分を大切にすること」と、はっとするような表現で伝えたメイス女史は、すごいと思うのです。
どうか、一人でも多くの人が、自分を本当に愛して大切にできる日がやってきますように。
コメント
コメント一覧 (2件)
ハッとしました☆
今すごく必要なメッセージを頂きました。。
日々怯えすぎていた放射能など忘れてしまうくらい、自分を大切に、幸せな気持ちにしたいな〜と強く思いましたo(^-^)o
すごく免役力もつきそうです!
美南さん、ありがとうございます。。
そういう意識をはっきりもつだけで思考回路も行動も変わりますから、
これからがとても楽しみですね!
頑張りすぎないように、それだけ気をつけてね(^_-)-☆