人間をボケさせるもっとも確実な方法は、一切の情報を与えないことです。(築山節『脳が冴える15の習慣』)
世間はすっかり平常運転となっていますが、お正月ボケが残って、まだぽわ~んとしている方もいらっしゃるかもしれませんね。。。ここにもいます。
お正月休みの大半、パソコンかスマホをいじるか、テレビを見るか、寝る。という、どうしようもない過ごし方をした後遺症だと思います。
そんな中、このフレーズに出会い、ゾゾッ!でした。
パソコンもスマホもケータイもテレビも情報を得るツールだから大丈夫じゃないの?と思われるかもしれませんが、この本によれば、そうでもないのです。
それらはあくまでも平面に映し出された情報でしかないからです。
リアルな情報、立体的な情報を、「ちゃんと目を動かして」取り入れているかどうかが肝心なのだそうです。
「目は人間にとって最大の情報の入口」と著者も言う通り、人間は情報の8割以上を視覚から得ているらしいです。目を使って外界の情報を積極的に取ろうとする時には、脳の情報収集部隊が、バーッと態勢を切り替えるのだとか。
なので、上下左右、近い所、遠い所というふうに、目をよく動かすほど脳も鍛えられていくわけです。
では、その大事な目をあまり動かさず、たとえば40センチ先のパソコンのモニター画面を長時間じっと見つめるような生活を、長く続けたらどうなるか?
人から話しかけられてもパッと反応できなくなったり。
周囲の変化に疎くなったり。
物忘れが激しくなったんじゃない?と言われることが増えたり。
同じ事をくりかえし考えたり。
という自覚症状が出てくるのです。実際、引きこもってパソコン作業などを行った後は、私も「外界に対して反応が鈍くなった自分」を感じることがあります。
一時的にはよくあることで、脳機能の低下に即つながるわけではないようですが、目を動かさない生活が長くなるほど、リカバリーも難しくなると。
つまり、脳を活性化させる立体的な情報から自分を切り離すことによって、知らず知らずボケへの道を進んでいくことになります。
いやーーーっ!
と思ったら、時には窓から景色を眺めてみたり、散歩にでかけなきゃですね。
考えてみると、「引用元の本は何度か読み返したにも関わらず、なにかとても新鮮な気持ちで読めてしまった」という事実にも危機感がつのります(T_T)
ここまで読んであるある。。。と思った方、今年はお互いに脳トレがんばりましょう!
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