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『永遠のヨギー』に学ぶ「習慣と心と人生」

永遠のヨギー

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行動を繰り返せば心にパターンができる
脳にわずかな電気の道が作られるのだ
レコードの溝のようなものだ
自分で作った溝をたどって
生きるのが人生である
(パラマハンサ・ヨガナンダ)

映画館から出てきた時の私は、ボーッとしていたらしいです。

瞑想のような、あるいはヒーリングを受けたような、そんな時間でした。

1920~1950年代初頭、ヨガとヨガの思想を西洋社会に根づかせたパラマハンサ・ヨガナンダ師。

その人生を語った『あるヨギの自叙伝』は、読みだすとやめられない、いろいろな意味で衝撃的な書でした。

これが原作になった映画を横浜で上映しているというので、ぜひ見たい!と行ってきたのは先月初めのこと。

映画のタイトルは『永遠のヨギー』。

生前のヨガナンダ師の映像と声をベースに、再現ドラマと、ゆかりのある人々が登場して想いを語るシーンで構成されています。

2時間足らずの短い映画なので、自伝に書かれているぶっとんだ超自然的エピソードはほとんど割愛されていました。

それでも、ヨガナンダ師が、ヒマラヤの澄んだ空気のようにピュアな精神の持ち主であったこと。神や祈りや人間の潜在能力について科学的見地から語れる、当時としては稀有な人であったこと。

それらは、画面からしっかりと伝わってきます。

冒頭の言葉でも、習慣と心と人生との関係が明快に表現されていますね。

ズキッとしてわが身をふりかえってしまうのは、私だけ?

☆心のパターンは変えられる

救いは、心のありかたは自分次第で修正できるということです。

もし望ましくない心のパターンがあると感じるなら、それを作り上げた自分の行動習慣(無意識に、当たり前にくりかえしてきたこと)を変えるのが近道です。

開運筆跡というのも、要は、行動習慣をつくり変え、望ましい方向に心を変えていく試みです。

たとえば、規律へのこだわりで生きづらくなっているなら、そのこだわりがゆるむ文字の書き方があります。感情のコントロールに失敗することが多いなら、冷静さが身につく書き方があります。

そうやって、今までと違う行動(今までと違う文字の書き方をすること)を始め、習慣化することによって、それと一致する心理が自分の中に根づいていくのです。

私自身、10年前と今の筆跡は別人のように違います。

前と同じようにはもう書けません。文字だけでなく、心理状態も昔とは本当に違うなと感じます。

もちろん、筆跡以外にも、心に働きかけられる行動習慣はいろいろあるでしょう。

自分のレコードに新しい溝を掘り、心地よい音が流れる人生にしていけるといいですよね。

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